弊社はこのほど、リチウムイオン2次電池に使われるセパレーターについて、参入企業の競合状況に関する調査結果をまとめました。セパレーターは、リチウムイオン電池の正極と負極を分離する働きを持ちます。何らかの原因で電池が発熱して高温状態に達した場合に、リチウムイオンの移動を阻止し、内部短絡を防止するという、安全性確保のために重要な役割を果たしています。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 旭化成イーマテリアルズ、2位 帝人、3位 パナソニックとなりました。
総合力1位の旭化成イーマテリアルズは出願件数で2位となっており、特許の質と量の両面で強さを持っていることが分かります。また出願件数で6位の帝人は、注目度の高い特許を多く保有していることから、総合力では2位となりました。総合力3位のパナソニックは、この分野で最も高いパテントスコアを持つ特許を保有しています。
【リチウムイオン2次電池 セパレーター 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (権利者最高スコア) |
---|---|---|---|---|
旭化成イーマテリアルズ | 382.82 pt | 120 | 23.4 pt | |
帝人 | 342.41 pt | 67 | 27.6 pt | |
パナソニック | 256.1 pt | 133 | 32.5 pt | |
日立マクセル | 251.24 pt | 67 | 28.4 pt | |
LG CHEM | 211.24 pt | 24 | 18.5 pt | |
旭化成イーマテリアルズは、この分野において市場シェアでも1位であり、今回の評価結果にはその技術力の高さが反映されているものと考えられます。一方、2位の帝人は現時点で事業化には至っていないようですが、セパレーターに関する特許出願が2008年になり急増していること、および本分析においても高い総合力が認められることから、事業化に至ればセパレーター市場において大きな存在感を持つ可能性があります。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「リチウムイオン二次電池 セパレーター」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を取りまとめたレポートです。
【価格】 ※個別企業分析の対象企業は、特許総合力上位企業または任意にご指定可能。 |
|
(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
【納品形態】
レポートのPDF、公報リストを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
レポート冊子やデータ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
サンプルデータはこちら
【納品形態】
上記データを収録したエクセルファイルをメールで御納品。
データ一式を収録したCD-Rでの御納品をご希望の場合にはご相談ください。
【価格】
50,000円(税抜)
Menu | |
---|---|
Top | |
特許ランキング | |
Biz Cruncherとは? | |
受託特許分析 | |
分野・企業別レポート | |
無料知財セミナー | |
ニュース | |
コラム | |
商品一覧 | |
パテントスコア | |
企業の方へ | |
大学の方へ | |
金融機関の方へ |
特許分析のパテント・リザルト TEL:03-5802-6580
特許分析・経営分析関連のつぶやき &
特許分析・経営分析関連のFacebook
Copyright c Patent Result Co., Ltd.