大学・TLOにおいて診断機器に関する特許出願が増加しています。そこで弊社は、大学・TLOを対象として「診断機器」に関連する技術に着目し、各機関の競争力に関する調査を行いました(注1)。
1993年から2012年9月末までに日本の特許庁で公開された関連特許1,488件を対象に、個別特許の注目度を指数化する「パテントスコア」による評価を実施し、特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング(注2)」を集計しました。
集計の結果、1位 慶応義塾、2位 東京大学、3位 名古屋大学となりました。
【大学・TLO 診断機器関連技術 特許総合力トップ5】
順位 | 機関名 | 総合力 (権利者 スコア) |
有効 特許 件数 |
個別力 (最高 スコア) |
---|---|---|---|---|
慶応義塾 | 200.9 | 45 | 76.4 | |
東京大学 | 160.1 | 43 | 90.0 | |
名古屋大学 | 154.9 | 23 | 73.1 | |
山口大学 | 151.9 | 21 | 77.5 | |
大阪大学 | 117.2 | 35 | 71.4 | |
1位の慶応義塾は、高齢者や患者など、「ベッド上の就寝者の呼吸状態や動きを検出する監視装置」に関して複数の特許出願が見られます。同分野においては、住友大阪セメントと多く共同出願しています。そのほかの注目度の高い特許には、リハビリテーション支援装置や内視鏡用クリップ装置などに関する技術が挙げられます。
2位の東京大学の注目度の高い特許には、「スポーツ技能の向上のための運動解析やリハビリテーションなどに用いられるモーションキャプチャ装置」や、「被験者の疲労を安価で手軽に推定することができる疲労推定装置」などがあります。
また、3位の名古屋大学の注目度の高い特許には、東芝メディカルシステムズと共同出願の「医用画像の読影精度低下を防止する画像観察システム」などが挙げられます。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート『大学・TLO「診断機器関連技術」』にてご覧いただけます。
参入機関の技術力と成長性を弊社アナリストが分かりやすく解説したレポートです。
【価格】 ※個別機関分析の対象機関は、特許総合力上位機関または任意にご指定可能。 |
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(注)レポートは弊社データベースにおける最新の収録範囲に基づき作成いたします。
そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30機関リスト ・有効特許件数ランキング_上位30機関リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30機関リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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