弊社はこのほど、独自に分類したハウスメーカーの企業を対象に、2013年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「ハウスメーカー 他社牽制力ランキング2013」をまとめました(※)。この集計により、直近の技術開発において各社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2013年に最も引用された企業は、ミサワホームの299件、次いで積水ハウスの248件、大和ハウス工業の144件となりました。
【ハウスメーカー 他社牽制力ランキング2013 上位10社】
順位 | 企業名 | 引用された 特許数 |
---|---|---|
ミサワホーム | 299 | |
積水ハウス | 248 | |
大和ハウス工業 | 144 | |
パナホーム | 131 | |
住友林業 | 123 | |
旭化成ホームズ | 100 | |
トヨタホーム | 55 | |
積水ホームテクノ | 21 | |
三井ホーム | 19 | |
三洋ホームズ | 10 | |
1位 ミサワホームの最も引用された特許は、「建物の外壁構造および外壁パネル(特願2006-227056)」で、パナソニックの後発特許4件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2013年にミサワホームの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はトヨタホーム、次いで、積水化学工業、パナソニックとなっています。
2位 積水ハウスの最も引用された特許は、「照明制御方法および照明システム(特願1999-102718)」で、NECライティング、日東光学など3件の後発特許の審査過程で拒絶理由として引用されています。
2013年に、積水ハウスの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はミサワホーム、次いでトヨタホーム、パナソニックとなっています。
3位 大和ハウス工業の最も引用された特許は、「エネルギーデータ管理システム及びエネルギーデータ管理装置,エネルギーデータ管理方法並びにエネルギーデータ管理プログラム(特願2002-052161)」で、日立製作所、パナソニック、中国電力など、後発の特許5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。
2013年に、大和ハウス工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はトヨタホーム、次いで旭化成ホームズとなっています。
日本特許庁に特許出願され、2013年12月までに公開されたすべての公報のうち、2013年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された公報を抽出。
※本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2014年3月末時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
※業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
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