弊社はこのほど、リチウムイオン2次電池に使われる有機電解液について、参入企業の競合状況に関する調査結果をまとめました。有機電解液は、有機溶媒に導電性を与える電解質を溶解したもので、電極間でリチウムイオンをスムーズに移動させる役割を果たします。
今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位 宇部興産、2位 ソニー、3位 三菱化学となりました。
宇部興産は出願件数ランキングでは6位であるものの、注目度の高い特許を多く保有していることから、総合力では1位となりました。同社の特許は、特許庁の審査官が拒絶理由通知を発行する際の被引用回数が多く、先行技術としての認知度の高さ、他社牽制力の高さが伺えます。
【リチウムイオン2次電池 有機電解液 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (出願件数) |
個別力 (権利者最高スコア) |
---|---|---|---|---|
宇部興産 | 1079.7 pt | 192 | 24.7 pt | |
ソニー | 1039.0 pt | 422 | 28.0 pt | |
三菱化学 | 822.6 pt | 325 | 27.1 pt | |
パナソニック | 621.2 pt | 333 | 36.2 pt | |
日立マクセル | 604.3 pt | 171 | 29.7 pt | |
上記の総合力上位5社のうち、宇部興産と三菱化学は、電解液の製造メーカーとして電池メーカーに電解液を供給しています。一方、ソニー、パナソニック、日立マクセルは、電池メーカーとして電解液の供給を受けていますが、今回の調査結果から、自社でも電解液の開発を積極的に行っていることが分かります。中でもソニーは、電解液の製造メーカーに負けない技術力を持っているということが示唆されます。
本分析の詳細については、特許・技術調査レポート「リチウムイオン二次電池 有機電解液」にてご覧いただけます。
参入企業の技術力と成長性を弊社アナリストが分かりやすく解説したレポートです。
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そのため、ご発注のタイミングによっては上記ランキングと順位、値が異なる可能性があります。
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パテントスコアを用いた総合力評価や出願件数などに基づく各種ランキングデータのご提供です。
【収録データ】 ・特許総合力ランキング_上位30社リスト ・有効特許件数ランキング_上位30社リスト ・開発規模(出願件数)ランキング_上位30社リスト ・競合状況分析マップ (権利者スコアマップ) ・母集団の公報リスト |
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