投稿日:2010年07月13日
【リチウムイオン二次電池 マンガン系正極】特許総合力トップ3はNEC、三洋電機、三菱化学
#化学製品・材料 , #自動車・輸送機器 , #電子部品・電子機器・電子材料
弊社はこのほど、マンガン系リチウムイオン2次電池の技術領域における競合状況について調査した結果をまとめました。マンガン系リチウムイオン2次電池は、希少資源であるコバルトを正極材料に使ったリチウムイオン2次電池の代替として注目を集めており、各社が開発を進めています。今回の調査では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました(2010年4月末時点のパテントスコアに基づき評価)。
その結果、「総合力ランキング(※)」では、1位NEC、2位三洋電機、3位三菱化学となりました。NECの特許件数は34件と、上位5社中で4位であるものの、注目度の高い特許を多く保有していることから、総合力で1位となりました。
【リチウムイオン2次電池 マンガン系正極 特許総合力トップ5】
順位 | 企業名 | 総合力 (権利者スコア) |
開発規模 (特許件数) |
個別力 (権利者最高スコア) |
---|---|---|---|---|
NEC | 216.2 pt | 34 | 30.2 pt | |
三洋電機 | 186.2 pt | 83 | 16.8 pt | |
三菱化学 | 158.1 pt | 69 | 17.2 pt | |
GSユアサ | 102.9 pt | 84 | 17.0 pt | |
日本化学工業 | 90.3 pt | 18 | 29.5 pt | |
図1:リチウムイオン二次電池 マンガン系正極 競合状況
本分析の詳細については、定型レポート「リチウムイオン二次電池 マンガン系正極」にてご覧いただけます。
(※)総合力の評価では、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を機関ごとに集計し、パテントスコアが50点以上のものを合算しています。50点以上のものだけを集計している理由は、パテントスコアが低くても特許件数が多いことによって総合力が上がってしまうことを防ぐためです。
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